花巻

オンライン交流を公開 花巻、米ホット両市生徒

花巻市内の中学生と米国ホットスプリングス市の生徒が情報を交換したオンライン交流

 新型コロナウイルス感染拡大の影響で花巻市内の学生の海外派遣が中止になったことを受け、花巻国際交流協会(佐々木史昭理事長)は2023年からオンライン方式での姉妹都市交流を実施している。米国のホットスプリングス、ラットランドの両市の中高生と、花巻市の中学2年生が情報を交換。26日には花巻市葛の市交流会館で成果発表が行われ、保護者や関係者らに生徒たちの交流の様子を公開した。

 オンライン交流は花巻、花巻北、宮野目、湯本、石鳥谷の5校から10人が参加し、2グループに分かれて1月から同会館で実施している。

 26日の成果発表では、3回目となるホットスプリングス市とのオンライン交流の様子を公開。保護者ら約60人が見守る中、生徒5人とホットスプリングス市の生徒3人が英語でそれぞれの好きな教科や趣味などについて語り合った。

 同協会では、参加する花巻市の生徒たちを対象とした事前の研修会も実施。宮野目の松尾胡春さんは「短時間だったけれどいろいろなことを知ることができ、充実した交流だった。いつかアメリカに行き、直接会って話してみたい」と夢を広げていた。

 3月4日にはラットランド市との交流が行われる。佐々木理事長は「海外派遣も来年以降には実現できるよう努力を続ける。生徒はこれからも英語の勉強を続け、国際人として活躍してほしい」と話していた。

 成果発表後には国際協力機構(JICA)について学ぶ講習会が開かれた。

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