奥州・金ケ崎

興行成功へ固く握手 関係者が調印 8月・大相撲奥州場所

大相撲奥州場所に向け契約調印。成功を誓いがっちりと握手する(右から)海鋒会長、勧進元の山下さん、同じく千葉さん、立浪親方、春日山親方

 8月8日に奥州市水沢で行われる大相撲奥州場所に向けて、勧進元となる同場所実行委員会副会長の千葉栄さん(市相撲協会長)、山下明さん(駒形神社宮司)と、日本相撲協会の契約調印式は28日、同市水沢の水沢グランドホテルで行われた。同場所は日本相撲協会主催の大相撲夏巡業の一環で、市総合体育館開館25周年記念事業として同館で開催。チケット一般販売は5月中旬に開始予定で、実行委の海鋒守会長は「期待度は高い。成功裏に終えられるよう尽力する」と語っている。

 日本相撲協会からの開催打診を受け、市相撲協会は2022年11月に開催意思を表明。同12月には巡業部の立浪親方が同市を訪れ、会場を視察し、倉成淳市長を表敬訪問した。今年1月末に27人の委員で実行委を設立し、本格的な受け入れ準備を進めている。

 契約調印では、勧進元となる2人が契約書に記名、押印。8月8日の開催が正式決定した。続いて2人と立浪親方、立会人の海鋒会長、春日山親方ががっちりと握手し、同場所の成功を誓い合った。

 引き続き、祝賀会が開かれ、海鋒会長は「初場所の千秋楽を国技館で観戦し、相撲の醍醐味(だいごみ)を味わった。あちこちから期待の声を頂いており、成功裏に終えられるよう尽力する」とあいさつ。立浪親方は「前日までが勝負。終わるとロスを感じることがあると思うので、次回も巡業を受け入れてもらえれば。1枚でも多くチケットが売れるよう私たちも頑張る」と語った。

 同実行委の計画によると、4月下旬にポスター張り出し、5月中旬にチケット一般販売を開始。当日は午前9時開場で、午後3時打ち上げの予定という。

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