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「束稲山麓」へ認定証 農水省・日本農業遺産

認定証を手に関係者と写真撮影に応じる青木会長(前列中央左)と野中副大臣(同右)=1日、東京都

 農林水産省の世界農業遺産・日本農業遺産認定記念式典は1日、東京都内で開かれ、「束稲山麓地域の災害リスク分散型土地利用システム」を構成する一関、奥州、平泉3市町にまたがる地域に日本農業遺産の認定証が授与された。

 式典の冒頭行われた授与式では関係者が見守る中、同システム申請団体となる束稲山麓地域世界農業遺産認定推進協議会長の青木幸保平泉町長が、野中厚副大臣から認定証を受け取った。式典では同遺産認定を受けた埼玉県比企丘陵地域らと改めて農業遺産としての価値を示すプレゼンテーションやパネル展示の場も設けられた。

 日本農業遺産は、国内で社会や環境に適応しながら何世代にもわたり継承されてきた伝統的な農林水産業を営む地域(農林水産業システム)の価値を高めようと、世界農業遺産の国内版として同省が2016年創設。今回の一関市舞川、奥州市前沢生母、平泉町長島にまたがる束稲山麓地域を含め、現在まで全国24地域が認定を受けている。

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