一関・平泉

思い出、経験胸に コロナ禍で入学高校生が卒業【一関】

県立一関二高の2022年度卒業式で石井校長(右)から卒業証書を受け取る卒業生

 一関市内の全ての高校で1日、2022年度卒業式が行われた。同市赤荻の県立一関二高(石井美樹子校長、生徒582人)では、全日制課程総合学科の3年生187人が思い出と希望を胸に学びやを巣立った。

 卒業生と保護者、教職員らが出席。卒業生全員の名前が呼ばれた後、代表の氏家亜耶香さんが石井校長から卒業証書を受け取った。

 石井校長は、新型コロナウイルス感染拡大のさなかに入学してから卒業を迎えるまでの生徒たちの活躍ぶりを振り返り、「文武両道に挑戦し、立派にやり遂げられた皆さんに心から敬意を表する。自分を信じ、可能性に懸ける勇気と決断で、これからの人生を切り開いてください」と式辞。

 卒業生代表の小山紗夜さんは「私たちの高校生活は新型コロナウイルスと共にあった」としながら、「どんな時も支え合い、お互いを高め合える仲間がいたからこそ、きょうを迎えられた。学びやで得た経験や思い出を胸に新たな道を歩んでいく」と答辞を述べた。

 卒業式は同日、一関一、一関工、一関修紅、一関学院、花泉、千厩、大東の各高校でも行われた。

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