花巻
羽広げ滑空 緻密に描写 木部さん野鳥画展 ココ・デ・アエール【花巻】
東京都在住の野鳥画家木部一樹さん（６６）による作品展は、花巻市湯本の花巻温泉ココ・デ・アエールで開かれている。緻密に描かれたアクリル画が展示、販売され、野鳥の魅力と美しさを来場者に発信している。３１日まで。
木部さんは青森県出身。２１歳の時に長野県の白駒池で野鳥に魅せられたことをきっかけに野鳥画を描き始めた。全国の画廊で展示会を開催しているほか、画集「鳥をみつめて」などを出版している。
今回の作品展は木部さんの妹で、盛岡市在住の今裕美さん（６４）が支援して開催。原画と複製画１１点をはじめ、ポストカードやカレンダーのほか、今さんが手作りしたポーチ、財布も販売されている。
絵画では、水色の羽を広げて滑空するカワセミ、枝にたたずむアオバズク、子育てに励むツバメなど野鳥たちの生き生きとした姿を表現している。
今さんは盛岡市の自宅に木部さんの絵を保管しており、「このまま絵を寝かせているのはもったいない。多くの人に見てもらいたかった。創作活動を頑張っている兄の力になれれば」と思いを語る。
時間は午前９時から午後５時まで。問い合わせは、ココ・デ・アエール＝０１９８（２７）２１７８＝へ。
