古里 姉体から熱視線 大谷選手応援する会 WBC【奥州】
第5回ワールド・ベースボール・クラシック(WBC)初戦が行われた9日、大谷翔平選手の地元奥州市水沢姉体町で「大谷選手を応援する会」(姉体町振興会主催)が開かれ、集まった有志が投打二刀流での活躍を願って声援を送った。
姉体地区センターの和室にテレビを設置し、座椅子を並べて観戦。同振興会の菅原芳己会長(74)は「油断できない試合だが、大谷選手は調子も良いようで自信があると見ている」と試合開始を待った。
住民たちは、大谷選手が先発投手として先頭打者を三振に取ると、スティックバルーンをたたいて沸いた。一回裏、無死1、2塁のチャンスでは「3ランか」「よし行け」「頑張れ」と応援。四球を選び、先制につながるチャンスを広げた大谷選手に「次こそ打って」と期待を寄せていた。
安田弘文さん(66)は「相手投手は怖がっている感じがした。ホームランを打つチャンスはまだある。ピッチングはスライダーで調子を見ているようだ。どんどんギアを上げていくだろう」とテレビに集中していた。
同振興会では、12日まで午後7~9時に同センターでWBCを観戦する予定。菅原会長は「大活躍してくれると期待しているが、まずは大谷選手自身が楽しんでやってもらいたい」と話していた。