花巻

光太郎生誕140年を記念 フレーム切手13日から販売 花巻とのゆかりPR

完成したフレーム切手を手にする上田市長(左)と齋藤局長

 日本郵便東北支社は、生誕140年を迎える花巻ゆかりの先人・高村光太郎を題材としたオリジナルフレーム切手「高村光太郎と花巻」を作製した。切手には光太郎の写真をはじめ、高村山荘、詩碑や彫刻などの写真がデザインされ、花巻市内や近隣市町の郵便局で、光太郎が誕生した13日に販売を開始する。

 生誕140年の節目に、光太郎と花巻を広くPRしようと制作。日本郵便が、市と高村光太郎記念会、光太郎の顕彰団体「やつかのもりLLC」と協力してデザインした。

 表題には光太郎が長年過ごした高村山荘の写真と、光太郎と妻智恵子のキャラクターを使用。切手は光太郎本人がトマトを手入れする姿や冬の高村山荘、山荘で初めて迎えた冬に生まれた作品「雪白く積めり」の詩碑などの写真を採用した。

 台紙には、光太郎がデザインした山口小学校の校章や同校に贈った校訓「正直親切」、地元の子供たちと写真を撮るサンタクロースに扮(ふん)した光太郎の写真など、花巻で過ごした日々が紹介されている。

 10日には市役所でフレーム切手の完成披露が行われ、上田東一市長は「素晴らしい切手を発行してもらい市民も喜ぶと思う。改めて注目する機会になる。ありがたい」と感謝。日本郵便県西部地区連絡会統括局長の齋藤一志水沢大町郵便局長は「光太郎は宮沢賢治が世に広まるきっかけとなった人物。切手の発行に合わせて光太郎の人柄などにも触れるきっかけになれば」と述べた。

 フレーム切手は1シート1690円(税込み、84円切手×10枚)で、計700シートを発行。13日から花巻、北上、奥州、西和賀、金ケ崎各市町の70局、15日からインターネットで販売する。

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