奥州・金ケ崎

県産素材 魅力PR 第1弾を発売 いわてクラフトリキュール K.S.P【金ケ崎】

いわてクラフトリキュール第1弾のお酒を掲げてPRする老川社長(左から2人目)と生産者ら

 国産ハーブリキュールの専門工場「金ケ崎薬草酒造」を運営しているK.S.P(金ケ崎町西根下桑ノ木田、老川和磨代表取締役)は15日、主要な素材を県産で固め全工程が手作りの新ブランド「いわてクラフトリキュール」の立ち上げを発表した。第1弾商品で同日発売の「MONKEY FLY」「FIRE ROSE 情熱の薔薇」、4月に発売する「夜明けのジンジャー」を素材とともに紹介。シリーズを通じて地場産の魅力発信へ意気込みを示した。

 同社は自社製農産品も使った酒造が主要事業。地域での持続可能なものづくりを目指して、2022年から製品販売を始めた。ブランドはここまでの事業を経て同社が素材探しで出合った県内の産品を集め、地元の資源を再発掘し地産地消を拡大しようと立ち上げた。

 第1弾のターゲットは、お酒を飲み始めたい20~30代や、子育てを終えて飲酒を再開したい年齢層。若者をはじめとするお酒離れを引き留めたいこれまでのコンセプトのまま、ロックやストレートでシーンを選ばず気軽に飲めるようアルコール度数は低く抑えた。

 「MONKEY FLY」は軽米町産サルナシと自社製キクで軽やかな酸味と香りに仕上げた。「FIRE ROSE」は盛岡市砂子沢産アロニアを筆頭に、県産のカシス、自社製ミントを使用。爽やかな香りとアロニアのほのかな苦みが同居し、フルーティーな味わい。「夜明けのジンジャー」は陸前高田市産ショウガと自社産大葉、うら紫蘇がコラボ。スパイシーに滋味強くまとめたという。

 金ケ崎町中央生涯教育センターで行われた発表では、各銘柄に素材を提供した生産者、取扱業者が作物の特色や栽培の現状などをアピール。軽米町産業開発の玉田浩之管理・施設課長は「果汁のほか果実もお酒に使っていただいた。1984年から栽培しているが、低い知名度をお酒で上げたい」、M.A.Uの田村瑠代表は「アロニアも認知度は課題で、渋みや香りのなさから料理に使うのはハードルが高かった。ポリフェノールの含有量は抜群なので多くの人に知ってほしい」、岩手県産の井上太仙台営業所長は「『三陸ジンジャー』は科学肥料や農薬を使わず育てている」などと語った。

 老川代表取締役は「これまでの販路は東京方面が中心。ブランドで岩手での消費を拡大したい狙いもある。生産者や産地、産品をもっと多くの人に伝え、ほかの加工品にも使用が広がってほしい」と話していた。

 新商品はいずれも500ミリリットル、アルコール度数は8%で、税別1350円。県内の各小売店や道の駅、土産物店などで販売する。

 K.S.Pのメールアドレスは次の通り。

 info@kspyakusou.com

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