トレーニング基本実践 運動部員が指導受ける 専北高 自己成長講座【北上】
専大北上高校の春季専北塾講座「スポーツ自己成長講座」は16日、北上市の専大北上福祉教育専門学校第2体育館で開かれ、高校生が身体能力の向上やけが予防につながるトレーニングなどに理解を深めた。
柔道やバスケットボール、サッカー、レスリングに取り組む生徒ら20人余りが参加。おの整骨院(埼玉県)の院長で、サンボ元日本代表、ハードスタイル・ケトルベル・インストラクターの小野卓弥さん(53)が講師を務め、座学では栄養や負傷予防、体の強さに関する知識や考え方などを指導した。
トレーニング実技では、身体能力や柔軟性、スタミナなど全てのスポーツに共通する要素を向上するメニューなどを実践し、小野さんは「間違った方法では間違った方向にしか進んでいかない。きょうをきっかけに、しっかりと動いて壊れない体をつくり、プレーに反映することを意識してもらいたい」と呼び掛けた。
専大北上高校柔道部の及川彬仁主将(2年)は「足の使い方や腰の入れ方など、柔道につながる部分も教えてもらい、ありがたかった。他の競技の練習や体づくり、呼吸法なども今後に生かせそうだと感じた」と参考になった様子。女子バスケットボール部の佛川藍里主将(2年)は「腰を痛めているので、けがをしにくくなるためのトレーニングが勉強になった。一人ひとりが工夫してプレーの質を上げ、チーム力のアップにつなげていきたい」と話していた。