一関・平泉

6年生の門出に花 大原小PTA 卒業祝い黒板アート【一関】

新生「大東中」の制服を着用し黒板アートの前で記念写真に収まる大原小の卒業生

 17日に卒業式が行われた一関市大東町の市立大原小学校(佐藤啓校長、児童95人)の6年生の教室に、黒板アートが描かれた。地元の大原中学校など3校が統合し4月に開校する新生「大東中」の制服を着て卒業式に臨んだ6年生は作品の前で記念写真を撮影し、学びやの思い出を胸に刻んだ。

 同校PTA(小野寺伸吾会長)が門出に花を添えようと、市の地域こども思い出づくり支援金を活用して取り組んだ。依頼を受けた市内在住のイラストレーター有華さんは16日、6年生の下校後に教室に入り、暗くなるまでかかってチョークで黒板に作品を描いた。

 山頂付近に朝日が輝く室根山が中央に、満開の桜並木や校歌にも登場するヤマブキの花などが左右に配された作品を見た新沼ゆずかさんは「桜とかの絵がすごくきれいで写真みたい。小学校生活はとても楽しかった。中学校では英語を頑張りたい」と思い出をかみしめた。中沢嶺司君は「桜の花びらがきれいだった。中学校でも友達をたくさんつくり部活も一生懸命やりたい」と中学校生活に期待を膨らませていた。

 卒業生12人は全員が来月8日に開校する新生大東中に進学する。17日はそろってブレザータイプの新しい制服で卒業式に参加した。

 佐藤校長は「地域の方々のお世話になり卒業を迎えることができ、黒板アートも見せることができた。中学校でも頑張ってもらいたい」と目を細めていた。

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