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石割桜 春の装い 盛岡

石割桜の幹からこもを取り外す豊香園の職人

 国の天然記念物・石割桜の雪囲い取り外し作業は20日、盛岡市内丸の盛岡地裁敷地内で行われた。地元の職人が太い幹に巻かれたこもなどを取り外し、樹齢360年以上とされるエドヒガンは春の装いとなった。

 管理に携わり100年弱という市内の造園会社「豊香園」の職人6人が作業。2022年11月に巻き付けたこものほか、高さ約13メートルの支柱2本とつり縄80本を、枝を傷つけないよう丁寧に取り外した。

 同日の盛岡の最高気温は13・2度(盛岡地方気象台調べ)で4月上旬並み。同社によると、最近は暖かい日が続いていることからつぼみは例年より膨らみが早く、開花は4月上旬ごろになるとみられる。6代目の藤村尚樹代表取締役(47)は「石割桜の管理を担わせていただいているのは光栄なこと」と話していた。

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