涼しげ“衣替え” ヒツジ、農園で毛刈り【花巻】
花巻市太田の「ひつじ農園はなまき」で、ヒツジの毛刈りが行われている。春を迎え、ヒツジたちがもこもこの姿から涼しげな姿に“衣替え”している。
寺沢義秋さんが監理する同園では現在、フライスランド種、サフォーク種など雄雌合わせて73頭を飼育している。毛刈りは毎年、奥州市江刺でヒツジを飼育している松島英彦さんに依頼している。
19日は12頭の毛刈りを実施。松島さんはヒツジが暴れないように器用に頭を抑え、専用のバリカンで手際よく毛を刈り取ったほか、ひづめに詰まった汚れを取り除いた。1頭から約2キロに羊毛が採取され、同園によると羊毛フェルトの材料などに活用されるという。
同日は県内のヒツジ飼育者や親子連れも見学。シュタイナー手仕事教室(同市湯本)の参加者の姿もあり、小菅樹穂ちゃん(6)は「ヒツジの毛刈りを見るのは初めて。羊毛は触ったらもふもふしてて、綿あめみたいだった」と目を輝かせていた。
同園の毛刈りは21日まで行われる予定。