鬼剣舞など魅力発信 「コミックいわて12(いつも)」24日発売
県は、本県の多彩な魅力を発信する漫画単行本「コミックいわて」シリーズの第12巻「コミックいわて12(いつも)」を24日に発売する。本県ゆかりの漫画家が岩手を題材に描いた11作品を収録している。
全200ページで、表紙には昨年、ユネスコ無形文化遺産に登録された「風流踊(ふりゅうおどり)」に含まれる「鬼剣舞」をテーマにしたものを採用。タイトルの「12(いつも)」には、第12巻であることと、マンガやアニメを通じて岩手を身近に感じてほしいとの意味を込めた。
巻頭カラーには、県政150周年記念事業を紹介する記事などを掲載。表紙にも採用された第6回いわてマンガ大賞コンテスト優秀賞受賞の竜宮ツカサさん(東京都出身)が執筆した「ミラクル★剣舞ガールけんべるちか」は、北上市や鬼剣舞、カッパ、北上コロッケ、展勝地などをテーマとしている。
責任編集の達増拓也知事は「米紙ニューヨーク・タイムズ(「2023年に行くべき52カ所」)の記事を受けて執筆された漫画もあり、非常にタイムリーな内容。大変面白い作品ばかりでクオリティーも高い。歴代コミックの中でもかなり面白い巻となっているので、ぜひご覧いただきたい」と話している。
税込み800円。県内の書店やインターネットで3500部を販売する。