北上・西和賀

「この大会で強くなって」 参加者激励、交流も パル子ども将棋来訪 来月からプロ棋士 釜石出身・小山さん【北上】

パル子ども将棋大会であいさつする小山さん

 4月1日付で将棋のプロ棋士(四段)となる釜石市出身の小山怜央さん(29)は26日、北上市北鬼柳の江釣子ショッピングセンターパルで開かれた第72回パル春休み子ども将棋教室・将棋大会(日本将棋連盟北上支部主催、岩手日日新聞社など後援)を訪れ、子供たちから祝福を受けた。

 小山さんは小学生の頃、同大会に出場し2度の優勝を経験しており、同支部スタッフが小山さんと懇意にしていたこともあって実現したもので、同日は参加した児童生徒や保護者ら約100人が拍手で小山さんを迎えた。

 「お祝いの会」であいさつした同支部の軽石初彦支部長は、「プロ入りに王手が掛かった小山さんの棋士編入試験第4局は固唾をのんで見守っていたが、見事勝って日本中の将棋ファンを感動させてくれた」と述べた上で、「この大会出場者がプロ棋士になるとは夢にも思わなかった。大会を続けていて本当に良かった」と語った。

 参加者を代表して市立黒沢尻西小学校5年の小田代優花さんが「プロ棋士試験の合格おめでとうございます。これからも頑張ってください」と小山さんに花束を手渡した。

 小山さんは「私も何度もパル子ども将棋大会に出場した。最初はぜんぜん勝てなくて本当に悔しかったことを覚えている」と振り返り、「この大会を通して強くなれたので、みんなもどんどん強くなっていろんな大会で活躍してもらえたらうれしい。一緒に頑張りましょう」と、子供たちにエールを送った。

 小山さんは子供たちの対局の様子を見学したほか、写真撮影やサインの求めにも気軽に応じていた。

 小山さんは2022年11月から、プロ棋士を相手に3勝すれば合格という棋士編入試験5番勝負に挑み、今年2月13日の第4局で横山友紀四段を破り3勝1敗で合格を決めた。棋士の養成機関である「奨励会」を経験せずプロ入りするのは初めてで、本県出身者でも初の棋士となる。

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