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五輪メダル獲得後押し 伊藤選手と所属契約 スポーツクライミング デンソー岩手

デンソー岩手の伊藤社長にあいさつする伊藤選手(右)

 自動車用半導体製造のデンソー岩手(本社金ケ崎町、伊藤秀一社長)は29日、スポーツクライミングの伊藤ふたば選手(20)=盛岡中央高出=と、所属契約を締結すると発表した。4日1日付で契約を結び、2024年夏のパリ五輪でメダル獲得を目指す伊藤選手を後押しする。

 伊藤選手は、17年のボルダリング・ジャパンカップで史上最年少優勝を果たした。その後も国内外の大会で優秀な成績を収め、日本スポーツクライミング界の第一線で活躍。今年2月のボルダージャパンカップでも3大会ぶり3度目の頂点に立った。

 同社は18年、伊藤選手とスポンサー契約を締結し、遠征費など金銭面での支援を継続。22年12月に伊藤選手が無所属となったことから、世界で戦うアスリートを応援し、地域や社員との交流にもつなげようと契約締結を決めた。

 契約に当たり、伊藤選手は「新たなステージで活動できるようになった。デンソー岩手所属としてクライミングができることを誇りに思う。地元・岩手から世界へしっかり活躍できるよう、まずはパリ五輪出場に向けて進化し続けます」とコメントした。

 同社は「トップアスリートならではの経験を社員との交流を通じて共有することで、社員のチャレンジや会社の一体感醸成につなげたい。県内でのクライミング教室の開催などの機会創出で、地域の方々とも大いに交流を深めたい」としている。

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