油彩や鉛筆画多彩に いわい美術展開幕【一関】
いわい美術振興協会(及川功至理事長)が主催する第23回いわい美術展2023は30日、一関市大手町の一関文化センターを会場に開幕した。同市を中心とした県南地方を美術の盛んな地域にしていこうと活動を続ける同協会の創立30周年記念となるもので、展示された多彩な作品の数々が来場者の関心を集めている。4月2日まで。入場無料。
同協会会員や協会の趣旨に賛同する一般参加者計33人が油彩画、水彩画、鉛筆画など立体作品を含む51点を出展。会場には表情豊かな子供たちの様子を描いた油彩画や、迫力あふれる海岸の風景を水彩で鮮やかに表現した作品のほか、絵の具の代わりに手すき和紙を使って描いた和紙絵画も展示されている。
栗駒山の紅葉を題材にした油彩画2点を出展した及川理事長(82)は「美術館建設などを目的に30年間取り組んできたが、市民にさまざまな作品に接する機会を提供することで美術に関心を持ってもらう意味では美術展も同じ。最近は若い会員も入っているので、美術の盛んな地域を目指して活動を続ける」と語った。
開催時間は午前10時~午後5時(最終日は4時)。