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5教科平均288・6点 数学除き前年度上回る 県立高一般入試

 県教委は30日、2023年度県立高校一般入試実施概況を発表した。5教科(各教科100点、500点満点)を合わせた受験者の総平均点は前年度より17・1点高い288・6点。数学を除く4教科で上昇したが、県教委は全体的に資料などを正確に読み取って分析する応用問題で課題が見られたとしている。

 受験者は6387人で、6059人が合格。教科別の平均点は国語65・3点(前年度比8・1点増)、数学53・6点(同3・9点減)、社会62・8点(同2・9点増)、英語52・7点(同4・1点増)、理科54・0点(同5・7点増)だった。

 大幅に上昇した国語について、県教委は「例年得点率が低い40~70字程度で解答を記述する問題や作文問題での得点率が向上した」とする一方、唯一低下した数学については「資料やグラフ、図、表などを分析的に読み取る思考力、判断力が十分に身に付いていない」と分析している。

 総点度数分布は250~299点が1126人で最多。次いで300~349点が1046人、350~399点が997人など。合格者の最高得点は、前年度を5点上回る484点だった。

 県教委は「学校訪問を通じた教員への授業改善の支援により、一定の成果が出たとみられる。高校でも基礎的、基本的な知識を活用したさまざまな学習活動、特別活動を充実させ、生徒に積極的に取り組んでもらいたい」としている。

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