奥州・金ケ崎

暮らしやすい空間に 奥州・江刺 特養聖愛園 ユニット型施設開所

聖愛園(ユニット型)の開所を祝いテープカットする関係者

 奥州市江刺愛宕の特別養護老人ホーム聖愛園(ユニット型)の開所式は1日、現地で行われた。社会福祉法人聖愛育成会(海鋒守理事長)の関係者ら約70人が出席し、テープカットなどを行って新たな施設の落成を祝った。

 同法人は1985年に同園を開所。東館と西館合わせて84床の施設を運営してきたが、東館(54床)の老朽化が進んだことから改築を検討。6床増やし60床、全室個室のユニット型施設として増・改築することとし、2022年2月に着工、23年3月に完成・引き渡しを受けた。

 同日は法人役職員、工事関係者、用地協力した地権者、利用者ら約70人が出席し、初めに海鋒理事長と小澤雅之理事が施設前で定礎板を除幕。海鋒理事長は「新しい園は『やさしさを形に~あなたらしく暮らせる空間~』をコンセプトに、災害に強い、より良い施設を目指して検討してきた。これから新しい園で一人一人の暮らしに合わせた支援を目指して取り組んでいく」とあいさつした。

 続いて海鋒理事長から設計、施工、地権者に感謝状を贈呈。関係者7人でテープカットを行い、最後に金津流石関獅子躍(ししおどり)が「礼庭」を披露して待望の開所を祝った。

 新しい施設は、約1万5000平方メートルの敷地に建ち、鉄筋コンクリート造り2階建て、延べ床面積2737平方メートル。総事業費は13億8500万円。10床ずつ六つのユニットが設けられている。

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