一関・平泉

3年ぶり 花咲く互市 花泉・あすまで【一関】

春の開催は3年ぶりとなる花泉互市。色鮮やかな花や野菜の苗などを売る露店がずらりと並び、初日から多くの来場者でにぎわった

 春の花泉互市(花泉中央振興商店街協同組合主催)は1日、一関市花泉町の花泉駅前中央通りを歩行者天国にして開幕した。春の開催は新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から2020年を最後に取りやめていたため3年ぶりで、週末と好天が重なったこともあり終日多くの来場者でにぎわった。3日まで。

 互市は藩政時代の物々交換が始まりとされ、春と秋(11月1~3日)の年2回開催。会場となるJR花泉駅前から花泉郵便局付近までの市道約450メートル区間には県南や宮城県北、沿岸地域をはじめ遠くは関東圏から60を越える露店がずらりと並び、季節の花や野菜の苗をはじめ、新鮮な海産物や農具などの刃物類、竹製品などを取り扱っている。

 中でも人気を博しているのは花苗類で、ビオラやパンジー、ガザニアなど多くの種類を持ち込んだ後藤初音さん(75)=宮城県大崎市=は「コロナで中止になる前まで毎年出店していた。原油高騰で温室で苗を育てるのにいろいろ工夫してきたが、こうしてお客さんに喜んでもらいうれしい」と笑顔。10鉢以上の苗を買い込んだ一関市藤沢町の女性(73)は「種類が欲しくてたくさん買ったらおまけしてもらった。食べ物の露店も出ているので、食事も楽しみたい」と語った。

 営業時間は午前9時30分~午後4時30分(歩行者天国は午前9時から午後6時)。市役所花泉支所駐車場や金流川河川敷などを臨時駐車場に開放している。

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