一関・平泉

放課後みんなで楽しく 平泉「すぎのこクラブ」入所式

次々と跳び箱を越える上級生の様子に歓声を上げて喜ぶ新1年生

 平泉町立平泉小学校区を対象とした放課後児童クラブ「すぎのこクラブ」の2023年度入所式は3日、同校敷地内にある同クラブで行われ、入所する新1年生を上級生が練習してきた歌や得意種目などを披露し温かく迎え入れた。

 同校に今春入学する38人のうち同クラブの利用を希望した22人全員が入所。式では名前を呼ばれた1年生が元気に入場後、上級生が歓迎を意味を込めて「花は咲く」「しあわせはこべるように」などの合唱を手話を交えて発表した。

 得意種目や遊びの発表では、上級生がそれぞれ自信がある拳玉、縄跳び、マット運動、跳び箱などを披露。跳び箱では目の前で8段の高さを次々と跳び越える様子に1年生が歓声を上げながら見入っていた。

 式の最後には、入所を祝って上級生が手作りしたハト笛と、春の草花が描かれたしおりを全員にプレゼント。庄子澪さん(6)は「拳玉がみんな上手だったので楽しかった。小学校では理科の勉強を頑張りたい」と笑顔で語った。

 同クラブ運営委員会(菅原聡委員長)は今年度、年々増加する入所児童に対応するスタッフが不足しているため、一時は一部児童の退所などの対応を迫られたが、町がクラブの運営予算を増額したことから定員を上回る75入全員の受け入れを決定。町立長島小校区対象の「たばしね児童クラブ」を含め、町内での放課後児童クラブ待機者はゼロとなっている。

地域の記事をもっと読む

一関・平泉
2024年5月9日付
一関・平泉
2024年5月9日付
一関・平泉
2024年5月9日付
一関・平泉
2024年5月9日付