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東北復興、発展に貢献 新社長がエール トヨタ自動車東日本入社式

辞令交付などが行われたトヨタ自動車東日本の入社式

 トヨタ自動車東日本(本社宮城県大衡村、石川洋之取締役社長)は3日、2023年度入社式を本社で行った。1日付で就任した石川社長が新入社員に「皆さんと共に新しいスタートを切れることをうれしく思うと同時に、これから大切に育てていくという身が引き締まる思い」とエールを送った。【2面に関連】

 同社の新入社員は事務技術職50人、技能職71人、幹部候補の学園生14人の計135人で、うち県内出身者は28人。入社式には132人が出席し、新型コロナウイルス感染状況が落ち着きを見せていることもあり、マスクを着用せず臨んだ。

 石川社長は東日本大震災後に同社が設立した経緯を振り返りながら「復興は道半ばで、私たちがやるべきことはまだまだたくさんある。これからも皆さんと一緒に東北を元気にする活動を進めていく」と強調。その上で「まずチャレンジできる人となるために、社会人としての基礎を固めていこう。何でも聞けるのは新入社員の特権で、安心して仕事に取り組んでほしい」と呼び掛けた。

 新入社員を代表して、盛岡大附高出身の柏木春翔さん(18)に辞令を交付。ともに東北学院大出身の伊藤宇月さん(22)と村上隼さん(22)が「自ら考え、チャレンジし続けることで、東北の復興、発展に貢献できるよう邁進(まいしん)する」と宣誓した。

 新入社員は今後、座学研修を経て各職場に配属される。

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