患者に頼られる存在に 石田雅宣医師(盛岡出身) 外来診療を開始 胆沢・まごころ病院内科【奥州】
奥州市胆沢南都田のまごころ病院内科に、石田雅宣医師(35)が着任し、4日に診療を開始した。専門は泌尿器科。「患者の方々が気軽に相談してくれるような頼られる医師を目指し、地域に還元したい」と抱負を語っている。
石田医師は盛岡市出身で2014年に秋田大医学部を卒業。秋田赤十字病院、秋田大医学部附属病院に勤務したほか、22年10月から半年間、中通総合病院(秋田市)で泌尿器科医師を勤めた。
本県の医師奨学金制度を活用しており、医師として本県の公的病院に勤務する義務履行期間(6年間)のうち、17年4月から2年間は奥州市の県立胆沢病院に勤務。同市勤務は2回目で、まごころ病院では義務履行期間の2年間勤務する予定という。
1日付で着任した石田医師は、4日に外来診療を開始。まごころ病院を選んだ理由として「義務履行期間というのもあるが、岩手出身なので県内の病院に貢献したいという気持ちがある。胆沢病院の勤務を経験して奥州市が住みやすい環境であることも理由の一つ」と語る。
同病院は、石田医師を含め常勤医師が内科5人、外科1人、歯科1人、口腔外科2人の合わせて9人体制。「専門は泌尿器科だが、内科を担当することで新しい知識を吸収していたい。まごころ病院のスタッフと連携して、自分の力が発揮できるよう努力したい。患者の方々が気軽に相談しやすい医師になれるよう行動で示したい」と話している。