一関・平泉

観光客迎える桜のアーチ きょう清明【平泉】

観光客らが行き交う県道三日町瀬原線で見頃を迎えた桜並木=4日午前11時30分、平泉町平泉字花立

 5日は二十四節気の「清明」。天地が清らかで明るい空気に満ち、さまざまな花が咲く頃とされる。

 4日の一関地方は、高気圧が本州付近を覆った影響で青空が広がる空模様。朝方は地表の熱が奪われる放射冷却により千厩で氷点下1・9度まで冷え込んだものの、日中の最高気温は一関21・8度、千厩20・3度(ともに盛岡地方気象台調べ)と5月中旬並みの汗ばむ陽気となった。

 例年にない暖かさで一関地方では桜の開花が進み、平泉町中心部を南北に通る県道三日町瀬原線(旧国道4号)では長さ1キロにわたる桜並木が見頃を迎えた。

 1931年の道路整備を機に中尊寺通りから国道が切り替わった節目に植えられたもの。90年余りを経た現在も残る50本の中には、枝先を覆うように満開の花を咲かせた木もあり、道の両側から伸びる桜のアーチが道行く観光客やドライバーを楽しませている。

 同気象台によると、5日の県内は引き続き高気圧に覆われるものの、上空の気圧の谷の影響で曇りや晴れとなる見込み。

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