一関・平泉

新校舎にワクワク 統合花泉小で開始式【一関】

開校した新花泉小学校で行われた1学期始業式を兼ねた開始式

 一関市の花泉地域6小学校が統合して誕生した新花泉小学校(門田徹校長、児童490人)の1学期始業式を兼ねた開始式は6日、同校で行われた。真新しい校舎に児童たちが足を踏み入れ、木のぬくもりあふれる校舎の雰囲気を味わった。同校では8日に統合後最初の入学式が行われる。

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 花泉地域では2014年度に永井、涌津、油島、花泉、老松、金沢、日形の7小学校の統合が決まっていたが、複式学級が常態化していた日形が15年度に老松と先行統合。16年度から花泉地域統合小学校学校づくり推進委員会で統合に向けた話し合いなどを進め、21年12月に校舎や屋内運動場の建設工事に着手、今年2月に完成した。

 始業式・開始式は、2~6年生と教職員、市教委関係者らが出席して行われ、門田校長は「新しい花泉小のスタートの日です。きょうから始まるこの一年を花泉小の歴史にとって特別な日にしましょう。みんなで力を合わせ、笑顔があふれ、夢の花が咲く、優しい心と賢い知恵の泉が湧く、すてきな花泉小をつくっていきましょう」とあいさつした。

 市教委の小菅正晴教育長は「この花泉小は6校が一つになった。最初は知らない子がたくさんいると思うが、すぐに慣れると思う。校舎を大事にし、友達をたくさんつくって生活してほしい。花泉小をとってもいい学校にするため、楽しく生活するために頑張ってください」と児童たちに呼び掛けた。

 児童を代表してあいさつした6年の皆川結生さん(11)=旧永井出身=は「私が頑張っていきたいのは、全校で新しい学校の歴史をつくっていくこと。そのためにいろいろな行事で仲間と協力していきたい。楽しみなのは友達が増えることで、早く仲良くなるためにも積極的にあいさつしたり、声を掛けたりしていきたい」と決意を述べた。

 児童たちは、初めて入った屋内運動場や普通教室、廊下など、木材がふんだんに使用されたぬくもりあふれる校舎を満喫。式後の各教室では、出身の旧小学校名や好きなものなどを自己紹介しながら交流を深めていた。

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