県内外

グルージャ、Bブルズ委嘱 特殊詐欺被害防止サポーター・県警【岩手】

金田一生活安全部長(中央)から委嘱状交付を受けた水野社長(左)と秋田社長

 県警は7日、サッカーJ3いわてグルージャ盛岡とバスケットボールB3の岩手ビッグブルズの両チームに特殊詐欺被害防止サポーターの委嘱状を交付した。両チームはホームゲームなどの機会を活用して広報啓発活動を展開。幅広い世代に注意喚起することで被害の未然防止につなげる。

 県警は、2016年から特殊詐欺被害の防止活動を推進する団体や個人を同サポーターとして委嘱。今回の2団体は、県内外で活躍するスポーツチームで知名度があり、これまでも県警と連携した広報活動に取り組んだ実績があることから委嘱が決まった。

 同日は、いわてグルージャ盛岡を運営するいわてアスリートクラブの秋田豊社長と岩手ビッグブルズの水野哲志社長が盛岡市の県警本部を訪問。金田一正人生活安全部長が「被害根絶のため、多くの県民に呼び掛けてほしい」とし、両社長に委嘱状を交付した。

 県警によると、昨年の特殊詐欺被害認知件数は37件で、被害額は1億円余りに上った。被害者のうち、6割を高齢者が占めているという。秋田社長は「県内での被害額が大きくて驚いた。県民に危機感を持ってもらえるよう取り組んでいく」、水野社長は「家族が被害に遭いそうになったときに止められるようにするなど、県民の防犯意識が高まるよう協力していきたい」と話していた。

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