北上・西和賀

新たな歴史築く 北上市東部4校統合 東桜小が開校

開校式で新しい校歌を声高らかに歌う東桜小の児童

 北上市東部地区の立花、黒岩、照岡、口内の4小学校が統合して誕生した市立東桜小学校(柴田智子校長、児童192人)の開校式・落成式は7日、同市立花の同校で行われた。児童は地域の情景が盛り込まれた新しい校歌を声高らかに歌い、4校の伝統を受け継ぎつつ新たな歴史を築き上げていくことを誓った。

 式には2~6年生と教職員、来賓ら約230人が出席。髙橋敏彦市長は「4校の歴史を引き継ぎ、東桜小として新たな一歩を踏み出すことになった。校舎は木のぬくもりが感じられ、展勝地や北上川などの景観にも溶け込むデザイン。これまで学んだ学校に誇りを持ちながら新しい学校でさらに学んでいくことを期待している」と式辞を述べた。

 市教委の平野憲教育長は「校名には桜のように大きく美しい花を咲かせ、美しい心、たくましさ、自信を持った人に成長してほしいという願いが込められている。多くのことを学び、未来に大きく羽ばたいてもらいたい」と告辞。

 平野教育長から校旗を受け取った柴田校長は「学校教育目標として『学び咲く 笑顔咲く 元気咲く 未来を拓(ひら)く東桜の子』を掲げ、新たな歴史を歩むことになった。施設の何もかもが新しく、みんなが元気に遊び友達と仲良く学校生活を送ってほしいという地域の願いが込められている。大切に使い、感謝の気持ちを忘れないようにしましょう」と児童に呼び掛けた。

 席上、校章をデザインした京都市のグラフィックデザイナー居関孝男さん、校歌を作曲した北上市出身で兵庫県西宮市在住の作曲家・八木澤教司さんと作詞を担当した妻の武田あゆみさん、校舎建設に携わった11社に感謝状が贈呈された。

 式の最後には出席者全員で校歌を斉唱した。

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