一関・平泉

触れ合い愛され15周年 サファリパーク感謝祭【一関】

岩手サファリパークの15周年感謝祭で開かれているフラミンゴガイド

 一関市藤沢町黄海字山谷の岩手サファリパークで8日、15周年感謝祭が始まった。野生では国内に生息していない動物などを間近で見たり触れ合ったりする特別なイベントを開催し、親子連れらでにぎわっている。23日までで、開園記念日の16日は同市民の入場が無料になる。

 期間中は多数のイベントを開催。特に土日は肉食バックヤードツアーやキリンガイドツアー、1日1組限定のサファリナビタクシー、ヨザルとの触れ合い会など特色のある企画が集中している。

 このうちフラミンゴガイドは、2022年まで開いていたフラミンゴショーの後を継ぐ催し。同パークのフラミンゴがおよそ50~60歳と高齢化したことを受け、アニマルウェルフェア(動物福祉)や防疫などの観点から、鳥のそばでスタッフによる解説を中心に生態を知ってもらう場として設定した。鳥たちが羽ばたく場面もあり、観衆から歓声が上がっていた。

 家族で来園しサファリナビタクシーで回った齋藤律希ちゃん(4)=山形県村山市=は「ライオンとトラを初めて見て面白かった」と目を丸くしていた。

 同パークは08年、福島県二本松市を拠点とする東北サファリグループの系列として開園。地平線を見渡すような丘陵の「天空のサバンナ」をコンセプトに多数の動物を飼育、公開している。新型コロナウイルスの流行後は動物との接触が少ない催しを企画するなど感染拡大防止対策を取ってきたが、今年度は徐々に触れ合いの企画も再開していく方針という。

 イベントごとに時間や料金、年齢制限などの条件がある。問い合わせは同パーク=0197(63)5660=へ。

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