奥州・金ケ崎

昨年人気の本展示 ランキング形式で 金ケ崎町立図書館

金ケ崎町立図書館で開かれている企画展「2022年 この本読まれました!」

 金ケ崎町西根西地蔵野の町立図書館で、企画展「2022年 この本読まれました!」が開かれている。年間利用実績に基づき、貸し出された回数が多い順に書籍をランク付けして、トップ10入りした52タイトルを展示形式で公表。どんな結果になったのか、読書家らの関心を集めそうだ。5月30日まで。

 同館によると、昨年1月から12月までに同館利用者に最も多く貸し出された書籍は、どちらも第166回直木賞の候補となった柚月裕子さん著「ミカエルの鼓動」と逢坂冬馬さん著「同志少女よ、敵を撃て」、それに平谷美樹さん著「国萌(も)ゆる」と東野圭吾さん著「透明な螺旋(らせん)」を加えた計4タイトルだった。

 このうち柚月さんは釜石市出身。平谷さんは金ケ崎町在住で、「国萌ゆる」は第19代内閣総理大臣を務めた盛岡市出身の原敬(1856~1921年)の生涯を描いた大作。本県ゆかりの作家、作品という話題性などから、同館の利用者にも多く読まれているとみられる。

 企画展ではランクインした書籍を一つのコーナーにまとめ、表紙が見えるように並べて随時貸し出しているが、人気のほどをうかがわせるように上位の多くは貸し出し中。このため、表紙を複写して展示し、順位が分かるように工夫を凝らしている。併せて同館では一度も貸し出されていない書籍も紹介し、利用促進につなげたい考えだ。

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