北上・西和賀

春満開 演奏魅了 40回目のコンサート 北上吹奏楽団

迫力ある演奏が繰り広げられた「きたすいスプリングコンサート」

 北上吹奏楽団(小笠原靖団長)の第40回きたすいスプリングコンサートは9日、北上市さくら通りの市文化交流センターさくらホールで開かれ、吹奏楽曲やポップスなど一体感のある演奏が聴衆を魅了した。

 同団は市内外の10代から60代まで32人が所属しており、同ホールなどで練習を重ねている。スプリングコンサートは毎年この時期に開催しているイベントで、今回はいわてフィルハーモニー代表の寺崎巖さんを指揮者に迎え、客演を含め37人が出演した。

 ステージは2部構成で、第1部は2023年度全日本吹奏楽コンクール課題曲の「ポロネーズとアリア~吹奏楽のために」や「マーチ『ペガサスの夢』」、壮大なイメージを表現しようと練習してきた「大草原の歌」などを繰り広げた。

 「きたすいカンタービレ」と銘打った第2部はポップスが中心。「ラジオ体操の歌」に始まり、「翼をください」「美空ひばりメドレー」などを披露。「新時代」では、これまでの演奏会の写真を上映し、40回の節目に彩りを添えた。恒例のプレゼントコーナーなどもあった。

 12月には48回目となる定期演奏会を企画している。小笠原団長は「外は桜が満開だが、音楽でも満開の花を咲かせたいと思った。奏者が楽しみ、それをお客さんに伝えて、花見のような明るい雰囲気を出せればと取り組んできた。訪問演奏や依頼演奏に応えながら、定演に向けて練習していきたい」と話した。

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