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県政150周年の歩み紹介 記念パネル展始まる 県庁【岩手】

県庁で開かれている県政150周年の記念パネル展

 県のこれまでの歴史を振り返る「県政150周年記念パネル展」は11日、県庁1階県民室で始まった。県域確定までの流れをはじめ、スポーツ大会の歴史、本県ゆかりの先人の遺業などについて15枚のパネルで紹介している。21日まで。

 県は「盛岡県」から「岩手県」に名称を変更して2022年で150周年、26年には県域が確定して150周年となることから、22~26年度の5年間を「県政150周年記念期間」と位置付けて記念事業を展開している。

 パネル展もこの一環で、県の成り立ちをはじめ、社会資本の整備、農林水産業、「平泉の文化遺産」などの世界遺産、スポーツの歴史、東日本大震災津波の記録などについて伝えている。

 このうちスポーツは、1970年と2016年の国民体育大会、19年のラグビー・ワールドカップ(W杯)など、本県で開かれた全国大会や国際大会の盛り上がりを取り上げているほか、奥州市出身で米大リーグ・エンゼルスの大谷翔平選手(花巻東高出)ら世界で活躍するアスリートにも焦点を当てている。

 このほか、本県ゆかりの先人として、盛岡市出身の第19代内閣総理大臣・原敬(1856~1921年)、花巻市出身の画家萬鉄五郎(1885~1927年)、一関市出身の工学博士阿部美樹志(1883~1965年)ら18人の偉業も紹介している。

 今後は県内各地で巡回展を予定。特設ホームページ(https://iwate150.jp)も活用して情報発信に努める。

 県ふるさと振興企画室の菊地和伸主幹兼特命課長は「これを機会に県内外の人に岩手の過去を知ってもらい、関心を持ってもらいたい」と話している。

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