声出し応援解禁へ 春の県大会 マスク着用個人判断 県高野連【岩手】
県高野連は12日、盛岡市内で理事会を開き、各大会日程などを盛り込んだ2023年度事業計画などを承認した。29日から行われる地区予選を含めた春の県大会は2019年秋の大会以来、4年ぶりに声出し応援が解禁される。人数制限は設けず、新型コロナウイルス対策としてのマスク着用は個人の判断に委ねる。
計画によると、春の地区予選は、29日~5月9日の日程で県内6地区で開催。県大会は来月19~24日と27、28日に、新球場のきたぎんボールパーク(盛岡市)と花巻球場(花巻市)の2球場で開かれる。開会式は行わない。
県大会は現時点で28校の出場を想定。抽選会は来月12日に実施する。上位3チームは、6月7~11日に本県で開催される東北大会に出場する。東北大会の会場は県大会と同じ。
夏の全国選手権岩手大会は、7月7~22日の日程できたぎんボールパーク(盛岡市)、花巻球場(花巻市)の2球場を会場に66校59チームの出場を想定する。開会式後、きたぎんボールパークでのオープニングセレモニーを計画している。
秋季東北地区県大会は、9月22~27、30日、10月1日に一関運動公園野球場(一関市)、楽天イーグルス奇跡の一本松球場(陸前高田市)の2球場で開催を予定している。東日本大震災後、沿岸地区での開催は秋の県大会では初となる。
春の地区予選から雨などで試合が続行できなくなった場合に翌日以降に打ち切った時点から再開する「継続試合」を導入する。九回で決着がつかない場合のタイブレーク方式は十回からの適用となる。
また、24年度から花巻(加盟8校)、北奥(同13校)、一関(同9校)の3支部を、花北(同13校)と県南(同17校)の2支部に改編し、これまでの県内6支部から5支部とする。
役員改選では盛岡工業校長の瀬戸和彦氏を新会長とする案を了承した。
この事業計画は今月14日の評議員会で正式決定する。