一関・平泉

オヤマ(室根)3度目日本一 初の実食審査で高評価 からあげGP【一関】

からあげグランプリ東日本しょうゆダレ部門最高金賞の賞状を掲げるオヤマの小山常務

 日本唐揚協会が主催する第14回からあげグランプリ(GP)の東日本しょうゆダレ部門で、鶏肉生産加工販売業オヤマ(本社一関市室根町折壁字愛宕下、小山征男代表取締役)が直営する東京都台東区の販売店「からあげ家奥州いわい」が最高金賞に輝いた。同社の受賞は3度目で、審査に実食が取り入れられてからは初。日本一の実績を胸に、社員一丸で地場産自社製品の需要を増やし、地域経済への波及効果の拡大を今後も目指す。

 「日本一おいしい唐揚げ屋」を決める投票企画として毎年開かれ、今回は12部門に全国から計785店がエントリー。ネット投票の予選を経て、今回から新設された実食審査で金賞を決定した。最高金賞は金賞受賞店から選出。同部門には100店以上が参戦し、全部門中最多の12店が金賞を獲得する激戦となった。

 同社は第8、9回にも同部門で最高金賞を受けているが、「実食審査こそ望むところ」としてエントリーした。今回は地域に浸透している長年の主力製品「室根からあげ」でチャレンジ。県産銘柄鶏「奥州いわいどり」のもも肉を秘伝のたれで味付けした一品で、審査員数十人をうならせた。

 審査結果は12日に金賞受賞店の立ち会いの下に都内で発表され、小山達也常務取締役が賞状を受領した。

 小山常務は「最高金賞が取れるとは思わなかったが、名誉ある賞を頂けてうれしい。これまでのファン、新規の方々の両方に喜んでもらえる商品を提供していきたい」と喜びと新たな決意をあらわに。以前の受賞後も評判を聞き付けての大型商談が舞い込んだため、2025年4月に稼働を見込んでいる新室根工場の完成を見据えて「雇用をはじめとする波及効果が高まるので、受賞は追い風。おいしい物が集まる岩手をこれからもPRしていきたい」と語っている。

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