奥州・金ケ崎

最先端の家造り提案 いえ博パレット村オープン 奥州

待望のオープンを祝ってテープカットする関係者

 奥州市を拠点とする工務店7社でつくる奥州いえ博プロジェクト(代表・相原一徳リベスト代表取締役)の合同住宅展示場「奥州いえ博パレット村 SUN」は15日、同市水沢真城字北塩加羅地内にオープンした。全7棟すべてが太陽光発電などを組み合わせてエネルギー消費量を実質ゼロにする住宅「ネット・ゼロ・エネルギー・ハウス(ZEH)」というのが特徴で、エネルギー価格の上昇などを背景に、今まさに求められている最先端の家造りを提案している。期間は2024年3月31日まで。

 初日は開場に先立ちオープニングセレモニーが行われ、相原代表があいさつで「県の総合住宅展示場では初の全棟ZEH。これからのエネルギーはつくる、ためる、使うといった新たなステージに入りつつある。その意向を酌んだ住宅を見てもらえるように、この1年間準備してきた。ZEHはもちろん、7社独自の特長を十分に取り込んだ見どころ満載の展示となっている」と多くの来場に期待した。

 また、小野寺隆夫副市長が倉成淳市長の祝辞を代読、鎌田卓也奥州商工会議所会頭、田中篤東北電力県南営業所長が祝辞を述べたのに続き、相原代表をはじめ、山岸学岩手日日新聞社代表取締役社長ら後援企業・団体の代表を加えた9人がテープカットし、待望のオープンを祝った。

 プロジェクトは▽リベスト▽EC南部コーポレーション▽協和建工▽伸和ハウス▽千葉建設▽ナチュラルセンス▽北星建設―の7社で構成。寒冷地である市を熟知した各社がつくる「住まいの心地良さ」を体験できるイベントや、地元の異業種企業とタイアップしたイベントなどを開催していく。

 現地ではオープン記念祭として16日まで2日間、市内の厄年連などによる踊りのステージや、キッチンカーなどで飲食を提供するマルシェなども催される。初日からマイホームを夢見る家族連れなどが次々と訪れ、じっくりと住宅を見学する傍ら、多彩な催事を楽しんでいた。

 開場時間は午前10時から午後4時まで。水・木曜日は定休。

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