北上・西和賀

新市長に八重樫氏 北上 無投票で初当選

 任期満了に伴う北上市長選は16日、告示された。元県沿岸広域振興局長で無所属新人八重樫浩文氏(59)以外に立候補の届け出はなく、無投票での初当選が決まった。無投票は2015、19年に続く3期連続。27日から新「八重樫市政」がスタートする。

 八重樫氏は立候補届け出後、同市本通りのさくら野百貨店北上店東側で第一声を行い、その後市内を遊説。午後5時で届け出の受け付けが締め切られた。

 八重樫氏は22年末に県職員を辞職し、1月18日に出馬表明。今月26日の任期満了をもって勇退を表明している現職で3期目の髙橋敏彦市長(68)の路線継承を基本に、市総合計画に沿い▽コロナ禍、物価高騰に対する地域経済・暮らしへの支援▽妊娠・出産・子育ての経済的負担の軽減▽デジタルトランスフォーメーション(DX)促進等による農林商工業振興、担い手確保・人材育成―など八つの優先的取り組みを掲げた。

 後援会は25支部を組織し、会長に伊藤彬前市長が就任。最高顧問に地元選出県議4人、顧問に市議16人が名を連ね、連合岩手や北上医師会、県建設業協会北上支部、JAいわて花巻など各種団体の推薦を得た。政党に推薦要請しなかったが、与野党問わず幅広い層の支持を固めた。

 市議補選(欠員1)も団体職員で無所属新人の佐々木護氏(32)以外に立候補はなく、無投票で初当選が決まった。

 八重樫 浩文氏(やえがし・ひろふみ)早稲田大政治経済学部卒。1986年県入庁。宮古市、全国知事会事務局等への出向、商工労働観光部雇用対策・労働室長、県議会事務局次長、企業局次長などを経て2022年4月沿岸広域振興局長。同年末退職。北上市飯豊出身、在住。

momottoメモ

詳報は18日付紙面で

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