北上・西和賀

新市長に八重樫氏 北上 無投票で初当選

当選が決まり、笑顔で花束を手にする八重樫氏(左)と妻美也子さん=16日午後5時32分、北上市本通りの選挙事務所

 任期満了に伴う北上市長選は16日告示され、元県沿岸広域振興局長で無所属新人の八重樫浩文氏(59)以外に立候補の届け出はなく、八重樫氏の初当選が決まった。2015年、19年に続き無投票。八重樫氏は27日に初登庁し、新「八重樫市政」がスタートする。

 八重樫氏は同市本通りのさくら野百貨店北上店東側で、駆け付けた支持者ら約250人を前に第一声。「主役である市民と一緒に素晴らしい『住みよい北上』を、『もっと住みたい北上』にしていくために頑張る」と力を込め、市内各地を遊説した。

 無投票当選が決まり午後5時すぎ、同市本通りの選挙事務所に入り、支持者ら約100人の祝福を受けた。八重樫氏は「地盤も政治経験もない中、皆さん方の支援、協力に感謝しかない」と述べ、「北上市は歴代市長、職員、議会、市民による協働のまちづくりで発展してきた。旧北上、和賀、江釣子から連綿と続いている流れ、素晴らしいまちづくりを受け継ぎ、さらに前進発展させたい」と意欲を示した。

 八重樫氏は、髙橋敏彦市長の勇退意向を受け1月に出馬表明。後援会25支部を組織し連合岩手や地元医師会、JA、建設団体など約200の団体・企業の推薦を受けた。政党に推薦要請しなかったが、与野党問わず幅広い層の支持を得た。

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