一関・平泉

郷土芸能の花咲かせ 舞川桜まつり初開催【一関】

躍動感ある舞を披露する舞川鹿子躍保存会

 第1回舞川桜まつり(舞川地域課題対策協議会主催)は16日、一関市舞川の一関文化伝承館屋外特設ステージで行われ、来場者が地域で伝承されてきた郷土芸能などを楽しんだ。

 地元の郷土芸能団体による発表の場を設けようと初めて企画。会場には60人以上が詰め掛け、開会式では同協議会の小野寺千秋会長が「残念ながら桜は散ってしまったが、舞川の郷土芸能団体が一堂に会することはめったにないので、きょうはじっくり鑑賞してほしい」とあいさつした。

 蓬田神楽保存会、善楽流獅子舞保存会、舞川鹿子躍(ししおどり)保存会の郷土芸能3団体のほか、2022年度に舞川市民センターが開設した謡曲教室の受講生も出演。

 このうちトリを務めた舞川鹿子躍保存会は2頭の雄鹿が雌鹿を奪い争う「二人狂」を披露し、躍動感あふれる演舞で来場者を魅了した。

 家族、友人と訪れた地元の70代女性は「小中学校時代に踊ったものが今、若い世代に引き継がれているのを見てうれしい」と語っていた。

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