北上・西和賀

群生カタクリ 桜と共演 無地内 春の装い 西和賀町

見頃を迎えている無地内カタクリ群生地

 西和賀町は、カタクリの開花時期に合わせて町内3カ所の群落などをPRする「西和賀カタクリ回廊」を30日まで開催している。銀河の森、安ケ沢、無地内の各群生地の周遊を促すほか、写真コンテスト作品や山野草パネルを展示し、春の西和賀の魅力を発信する。

 町と町観光協会、各群生地の地域住民らが連携する企画。3カ所のうち、無地内は見頃を迎えており、好天に恵まれた20日は観光客らがかれんな花を撮影していた。山歩きなどで毎年のように本県を訪れるという鷹嘴健次さん(68)=埼玉県坂戸市=は「雪が少なく、岩手は全体的に花が早い印象。カタクリのじゅうたんに桜も見られて良いタイミングだった」と語った。

 同協会によると、銀河の森と安ケ沢は五分咲き程度で、安ケ沢の桜も満開はこれから。銀河の森のみ1人200円の協力金を集める。新型コロナウイルス感染拡大前に開催していた「かたくりまつり」は行わない。

 このほか、町内のカタカゴ・ヒルズカフェ(沢内字川舟)、111coffee(間木野)、ネビラキカフェ(川尻)の3店舗では5月7日まで、これまでのカタクリ写真コンテストの応募作品を展示(111coffeeは来月1日から)。同町槻沢の古民家ギャラリー「ツキザワの家」では西和賀に自生する春の花のパネル展示(29日~5月5日)、同町川尻の湯夢プラザでは春の木のパネル展示(29日~5月7日)をそれぞれ予定している。

 同協会の古桑整事務局長は「現在はカタクリ、桜、ミズバショウが楽しめる状況で、連日多くの問い合わせを頂いている。カタクリや桜はこれからが本格的な見頃。足を運んでもらいたい」と呼び掛けている。

 問い合わせは同協会=0197(81)1135=へ。

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