一関・平泉

石割りに挑戦 むろね石まつり【一関】

春のむろね石まつりで石割りを体験する参加者

 一関市の第三セクター室根総合開発(及川豊代表取締役社長)が主催する第26回春のむろね石まつりは22日、同市室根町折壁字梅木の室根石展示場で始まった。初実施の石割り体験をはじめとする展示即売やイベントを通し、地元産出の室根石関連事業をアピールしている。23日まで。

 室根石は、旧東京駅などでも使われた折壁石を含む同町で採掘される自然石。同社は主要事業の一つとして室根石の採掘から加工、設置などの施工までを手掛けている。同まつりは室根石の魅力を伝えようと開いている春恒例のイベント。今年は自然石や加工製品などの展示即売や、採掘現場を訪ねる石山見学ツアー、石窯で焼いたピザの試食・販売などを催している。

 このうち石割り体験は、スタッフの付き添いで室根石を使って実施。参加者はドリルで穴を開けてたがねを打ち、本格的な方法に触れていた。家族と体験した鈴木善仁君(宮城県気仙沼市立九条小学校3年)は「割れた時はびっくりした。ちょっと危ない気もする作業だが面白い」と目を丸くしていた。

 同社は「室根石を記念碑や庭園、建築など、さまざまな用途に活用してほしい。小規模な工事も承っている」とPRしていた。

 会場は国道284号沿い。最終日の開催時間は午前10時~午後4時。

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