北上・西和賀

コスプレに笑顔満開 寄席で市民も大喜利【北上】

思い思いに着飾り、シダレザクラの下で記念撮影に応じるコスプレイベントの参加者=北上市立花・みちのく民俗村
三遊亭竜楽さん(左)、兼矢さん(右)と共に大喜利を披露する市民。地元ネタなどで盛り上がった=北上市立花・陣ケ丘

 北上市立花の北上展勝地さくらまつり(30日まで)の一環で22日、みちのく民俗村などでコスプレや寄席などのイベントが催された。コスプレの参加者は思い思いの衣装を楽しみ、寄席ではプロと市民を交えた大喜利などで会場に笑顔が広がった。

 同市で楽しむ街コス「きら☆こす」はイベント企画・デザインのrain coat studio(水戸市、江畑千春代表)が主催。これまでは茨城県内で開いてきたが、今回同県外で初開催した。

 本県内外からカメラマンを含む約30人が参加。人気の「鬼滅の刃」をはじめアニメやゲームのキャラクターなどに扮(ふん)し、同村や展勝地の各スポットでポーズを取り撮影した。

 小田島八重子さん(40)=北上市黒岩=は「なかなか撮影できる機会はない。雰囲気もよく、シダレザクラも咲いていてよかった」と満足そう。親戚の八重樫歩さん(12)=飯豊中=も「前からやってみたかった。できてよかったし、楽しかった」と笑顔で話した。

 山伏に扮した山形県新庄市の星川響太郎さん(19)は「日本の原風景が残る中で参加できてうれしい。鬼剣舞も見ることができた」と充実した表情。江畑代表は「歴史的建造物で本格的に撮影でき、他にないロケーション。今後もさくらまつりの一環で開きたい」と前向きに話した。

 展勝地、同村一帯の陣ケ丘ではアラド寄席「三遊亭竜楽独演会」を開催。約30人を前に竜楽さんと三遊亭兼矢さんによるプロの小話や軽妙なトークショーが繰り広げられ、市職員や地元FM局パーソナリティーら市民4人も交えた大喜利を披露した。

 「見どころが 各所にあるよ 暮れの北上」「緑色 輝く新緑 国見山」「春が来た 夏も来る 死ぬほど(展勝地さくら、北上・みちのく芸能)まつりで忙しい」など地元にちなんだネタも語られ、大いに盛り上がった。竜楽さんは「市民が大喜利に出てくれて、明るく積極性がある。文化的レベルの高さを感じた」と感心していた。

 きら☆こすは23日午前11時~午後5時も行われ、参加料(カメラマン含む)は児童生徒学生3000円、一般4000円。同村内で当日も受け付ける。寄席は同日午前11時30分、午後1時に同村内で行われ竜楽さん、兼矢さんが出演する。料金は1000円。

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