7人受講、地域課題学ぶ 協働まちづくりアカデミー始まる【奥州】
奥州市協働まちづくりアカデミーは、第9期となる7人が受講して20日に開講した。協働のまちづくりの担い手として活躍する地域リーダーの育成が目的で、受講生は地域課題解決のためのアクションプログラムなどに取り組む。
第9期受講生は、市内在住の会社員や団体職員、仙台市に在住する奥州市生まれの会社員ら。同市水沢聖天の水沢地区センターで行われた開講式では、受講生の紹介に続き、専任講師を務める岩手大名誉教授でNPO法人いわて地域づくり支援センターの広田純一代表理事が「人口減少時代の地域づくり」と題して講義した。
広田代表理事は人口減少、少子高齢化などを課題として挙げ、求められている地域コミュニティーの方向性について、災害時の助け合いや共同生活などの地域課題を示して「これまでつくられてきた組織づくりでは活動として成り立たない」と強調し、地域力で解決する方法を助言し、受講生の積極的な活動に期待を寄せた。
同アカデミーは2023年度、講義などを通して課題を学ぶほか、アクションプランの作成などに挑む。24年2月に成果発表を行う予定。