花巻

ボート競技人材発掘へ 中学生が適性検査 いわてスーパーキッズ特別プログラム【花巻】

ワットバイクによるボート競技の適性検査を受ける生徒ら

 県の「いわてスーパーキッズ発掘・育成事業」のU15特別プログラムは23日、花巻市下根子の富士大で開かれた。スーパーキッズに選ばれた中学1~3年生約50人が参加し、日本ローイング協会(旧日本ボート協会)によるトライアウト測定会やフィジカルプログラムなどに取り組んだ。

 実技と講話の2部構成で進められ、実技では県スポーツ振興課医・科学サポート担当によるフィジカルプログラム、同協会のワットバイクを使ったボート競技適性検査が行われた。

 適性検査では生徒たちが苦悶(くもん)の表情を浮かべながらペダルをこぎ、ボート競技に必要な脚力と持久力などを測っていた。

 同協会では、ボート競技の人材発掘を目的に県と協力して特別プログラムに合わせてトライアウトを行っている。

 県スポーツ振興課特命課長の三ケ田礼一さんは「生徒の競技適性を調べるのも事業の一つ。トライアウトからボート競技を始め、全国の強豪高校に進学したスーパーキッズもいる」と語る。

 菊池大輝さん(遠野2年)は「後半のラストスパートが大変だった。思った以上にペダルが重かった」と話し、ハンドボール部に所属している齊藤幸生さん(花巻北3年)は「下半身の筋肉が弱いことが分かった。ジャンプ力を上げるために強化していきたい」と気持ちを新たにしていた。

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