おいらん華やか 春の諏訪町祭り 商店街にぎわう【北上】
「春の諏訪町祭り」は29日、北上市の諏訪町商店街一帯で開かれた。呼び物の「桜絵巻おいらん道中」では色鮮やかな衣装を身に着けた一行が練り歩き、活況を呈した。
空き物件が目立つ商店街ににぎわいを取り戻し、各方面に波及させようと有志によるチーム諏訪町(鬼柳洋代表)と黒沢尻歌舞伎保存会(髙橋イ子会長)が初めて企画。おいらん道中は同商店街では以前に別行事で催されており、4年ぶりの開催。午後と夕方の2回、同保存会員と主催者の推薦、有志で3人がおいらん役を務めた。
おいらんは付き人を従え、重さ20キロ余りの衣装をまとい高げた姿で、「外八文字」と呼ばれる独特の歩き方で諏訪神社境内と商店街をゆっくりと歩いた。優雅な雰囲気を漂わせ、沿道に集まった大勢の来場者の目を引き付けていた。
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