一関・平泉

見頃の菜の花 笑顔も満開 千厩・奥玉振興協イベント【一関】

走り回って奥玉の菜の花畑を楽しむ子どもたち

 一関市千厩町の奥玉振興協議会(小野寺明会長)主催のイベント「菜の花見頃です!」は4月30日、同町奥玉字町下地内の菜の花畑で開かれた。同協議会が景観向上のため植えた花が満開となり、住民が餅つき振る舞いや音楽などの催しを通して春ならではの風景をめでた。

 同協議会は住民から休耕田を借り、2017年度から毎年約42アールで菜の花を栽培。このイベントは地域活性化などを狙って地元の町下自治会が共催して開かれている。新型コロナウイルスの影響で中止した年もあったものの、今回で5回を数えた。

 同日は花畑を一望できる斜面に特設会場を開設し、開会行事の時点で約60人が来場した。同協議会の菅野政彦副会長は「心配していた雨も上がり、菜の花もかなりきれいに咲いた。きょうは楽しく過ごしたい」とあいさつ。会場では、小野寺会長が隊長を務める入山沢餅つき隊による来場者を交えた餅つきと振る舞い、奥州市のミュージシャン、ツジヤマガクさんらによる音楽ライブなどが繰り広げられた。

 時間と共に来場者も増え、花畑のあぜ道に繰り出したり、写真を撮ったりして花の盛りを楽しんでいた。奥玉柊佳さん(千厩中学校1年)は「毎年花畑を見ているが、いつもよりきれいだと感じた。みんなで集まれて楽しい」と話していた。

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