地元グルメ堪能 「はらいっぺ天国」始まる 賢治童話村・飲食屋台【花巻】
花巻市高松の宮沢賢治童話村芝生エリアで3日、飲食屋台「はらいっぺ天国」が始まった。新型コロナウイルスに伴う行動制限が緩和され、飲食スペースを設けた形式での開催。晴れて気温が上がり、地元グルメを味わう多くの行楽客でにぎわった。7日まで。
大型連休期間中に童話村を訪れる観光客、行楽客へのにぎわいの提供と、花巻の物産や飲食のPRを目的に花巻観光協会が主催。期間中は、同協会員の13事業所が出店する。
初日は焼き鳥、焼きそば、唐揚げなど屋台の定番に加え、焼き団子、川魚の炭火焼き、スペアリブなど趣向を凝らしたメニューが並んだ。最高気温23・9度(盛岡地方気象台調べ)と6月上旬並みの暑さに、涼を求めてソフトクリームやジェラート、オリジナルジャムで味わうかき氷などに列ができた。
市立若葉小学校1年の藤原輝一君(6)は、両親と妹と一緒にJR釜石線を走る観光列車「SL銀河」を利用して童話村に来場。芝生にシートを広げてお弁当を味わい、屋台のくじを引いたり、チョコバナナを買い求めたりしながら、SL談義に花を咲かせ楽しいひとときを過ごしていた。
会場では6日を除き午前11時から郷土芸能の鹿踊(ししおどり)公演もある。初日は同市東和町の金津流丹内獅子躍(おどり)が演舞を披露し、行楽客を楽しませた。
時間は午前10時~午後4時30分で雨天決行、荒天中止。
開催期間中は宮沢賢治記念館や宮沢賢治イーハトーブ館を巡る無料シャトルバスも運行している。