花巻

手作り品求め活気 アートクラフトフェア 東和・土沢 きょうまで【花巻】

開幕した「土澤アートクラフトフェア」。初日から多くの人が詰め掛け、買い物を楽しんだ

 県内外のものづくり作家が集うイベント「土澤アートクラフトフェア」(実行委主催)は4日、花巻市東和町の土沢商店街などで始まった。5日まで300を超える店が並び、木工品や観葉植物、ご当地グルメなど魅力的な商品が販売されている。初日は晴天に恵まれ、多くの来場者でにぎわいを見せた。

 同フェアは美術空間を創造する「街かど美術館アート@つちざわ〈土澤〉」の関連イベントとして始まった。毎年春と秋に開催し、2日間で延べ5万~6万人が来場する人気のアート・クラフトイベントとして定着している。春の同フェアは例年5月3、4日に開催しているが、今季は初めて日程を変更した。

 歩行者天国となった午前10時から多くの人が商店街に足を運んだ。愛らしい動物のニードルアートや多肉植物、革細工などの作品をはじめ、県内外の名産品を味わえるフードコートなど、来場者は思い思いにイベントを楽しんだ。

 農家民泊で本県を訪れた横浜市の関正明さん(39)は「フェアに来るのは2度目だけど、今回は人が多くて驚いた。タオルや革製品などを買うことができ、充実した時間が過ごせた」と満足げだった。

 県内外から集まった出展者も接客に大わらわ。図工の時間(一関市)の吉田和彦さん(63)は小石のアニマルアートを販売。石にアクリル絵の具で着色し、動物や恐竜を表現した作品で注目を集めた。4年ぶりの出店という吉田さんは「新型コロナウイルスの影響もあって参加できなかったが、久々に店を出せた。コロナ前より人が出ていて、活気がある」と話していた。

 5日は午前10時から午後4時まで開催。「カブト虫ふれあい童夢(ドーム)」付近の臨時駐車場から会場までのシャトルバスも随時運行している。運行支援として100円の協力金が必要。駐車場に限りがあることから、実行委ではバスや電車などの公共交通機関を利用するよう呼び掛けている。

 問い合わせは、同町土沢の雑貨店「クラフトアートいちびっと」内の実行委=0198(42)2632=へ。

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