一関・平泉

泥にまみれ激走 一関・藤沢で東北モトクロス選手権 今季初の岩手大会

東北モトクロス選手権第2戦で激しいレースを繰り広げる選手

 2023東北モトクロス選手権シリーズの第2戦岩手大会は7日、一関市藤沢町新沼字西風の藤沢スポーツランドで開かれた。同施設で今季開く大会の皮切り。県内をはじめ東北、関東地方などから集まったライダーが各クラスで激しいレースを繰り広げた。

 同シリーズは4月の宮城大会で開幕し、10月まで全7戦を予定。同施設では同日のほか、第4戦(7月30日)と「SHOEI cup」となる最終戦(10月15日)が開かれる。第2戦は現地の藤沢町モータースポーツ協会が主催。シリーズ順位を競うポイントの獲得やライセンス昇格などを懸け、7クラスに計67人がエントリーした。

 この日は雨が降り続き、コースのあちこちがぬかるむ厳しいコンディション。選手は泥とも戦いながら懸命にマシンを走らせていた。ナショナルクラスに出場した中村來惟旺さん(盛岡中央高校1年、花巻レーシングwith SYS所属)は「体が硬く、泥で重くなった車体を起こすのも大変だった。泥の上では冷静でないといけない」と苦戦した様子。まだ始まったばかりのシリーズに「一戦一戦大切にしていきたい」と抱負を語った。

 同施設は同協会が管理・運営し、コースは日本モーターサイクルスポーツ協会公認で全長1・7キロ。低山の斜面と緑の中を縫うような走路配置が特徴となっている。今季は同シリーズのほか、藤沢スポーツランドカップ、耐久レースのKSRスーパーエンデューロを各2戦開く。新型コロナウイルスの感染拡大が影響し、3年連続で全日本選手権シリーズの会場とはならなかった。

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