一関・平泉

泥の感触確かめ田植え 滝沢小5年生【一関】

手作業での田植えに挑戦する滝沢小の5年生

 一関市内で9日、小学生が田植えを体験した。五月晴れの下、秋の実りに期待を込めながら手作業で苗を植え、地域産業の農業に理解を深めた。

 一関市立滝沢小学校(佐藤紀夫校長、児童134人)の5年生29人は、同市滝沢地内の約3アールの水田で昔ながらの田植えを行った。

 総合的な学習の時間を利用して取り組み、JAいわて平泉青年部真滝支部員や同JA職員が指導した。

 植えたのは児童が4月に同校敷地内で種まきし、講師の手によって10センチほどに成長した「ひとめぼれ」の苗。あらかじめ田んぼに引かれた升目に合わせて苗を3、4本ずつ手植えした。

 田植えは多くの児童が初めての体験で、泥に足を取られて思うように動けない児童の姿も見られた。

 同校では秋には収穫も行う予定で、千葉優心君は「倒れた苗を植え直しながら作業し、終わったときには達成感があった。パンが好きなので収穫したら米粉パンにしてみたい」と秋の収穫を心待ちにしていた。

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