一関・平泉

ぬるぬる、泥の感触に歓声 川崎小5年 田植え体験【一関】

メダカ田んぼにひとめぼれの苗を植える川崎小の5年生

 一関市川崎町の川崎小学校(菅原秀文校長、児童117人)の児童は11日、同町門崎の農事組合法人門崎ファーム(藤江修代表理事組合長)が管理する「メダカ田んぼ」で田植え作業を体験。苗を手植えし秋の収穫へ期待を膨らませた。

 5年生20人をはじめ、同校教職員、同法人やJAいわて平泉の関係者ら20人余りが参加。児童は作業の説明を聞いた後、「門崎めだか米」を栽培している面積約4アールの田んぼにはだしで入り、泥の上に引かれた升目に沿って苗を植えた。

 サンダルを脱いで田んぼに足を入れた児童はぬるぬるした泥の感触に「やばい」「めっちゃベトベトする」などと声を上げた。初めはおっかなびっくりだったが、こつをつかむと要領よく作業を進め、一面にひとめぼれの苗を植えた。

 作業を終えた阿部瑠華さんは「田植えは難しかったけど楽しかった」と笑顔を見せ、菊池ひなたさんは「田んぼに入った時は気持ち悪かったけど温かくて良かった」と感想を語った。

 同法人はメダカを保護するための特別な構造の水路などを整えた圃場(ほじょう)(メダカ田んぼ)で環境保全型農業に取り組んでおり、栽培したコメは門崎めだか米として出荷している。5年生は秋に稲刈りを体験するほか、藤江組合長らの出前講座や収穫しためだか米の試食なども予定されている。

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