奥州・金ケ崎

さらなる技術力強化誓う 20周年記念式典 いわて鋳造研究会【奥州】

感謝状を受け取る佐藤前会長(右)

 奥州市内の鋳物企業と岩手大、同市の産学官連携機関「いわて鋳造研究会」(会長・佐藤輝貴根岸工業所代表取締役社長、会員15社)の設立20周年記念式典は11日夕、同市水沢佐倉河のプラザイン水沢で行われた。鋳物技術の向上や人材育成に取り組んできた20年の歩みを振り返り、さらなる技術力の強化と新製品の研究・開発にまい進することを誓い合った。

 会員、来賓ら約70人が出席。20年間の活動紹介に続き、研究会の発展に寄与した岩手大の小川智学長をはじめ、いずれも岩手大鋳造技術研究センター元特任教授の中澤友一さん、勝負澤善行さん、山田聡さんの3人、市鋳物技術交流センター元副所長の米倉勇雄さん、いわて鋳造研究会前会長の佐藤庄一さんに感謝状が贈られた。

 6人を代表して佐藤前会長は「感謝状を頂けるのは光栄。岩手大や行政など産学官による恵まれた環境を十二分に生かして日本で誇れる研究会として今まで以上に発展していきたい」と謝辞を述べた。

 続いて祝賀会が催され、あいさつした佐藤会長は「研究会の現在まで協力いただいた関係機関・団体に感謝し、次の30年に向かって進んでいきたい」と誓っていた。

 同研究会は2003年4月に同市と岩手大、鋳物関連企業が連携して鋳物技術の強化と新技術の研究開発などを可能とする企業体質への改善を図ることを目的に発足。岩手大鋳造技術研究センターが技術顧問、県工業技術センターが技術アドバイザーを務める。毎年の活動として各社が年間の研究テーマを設定し、関係機関の指導を受けながら研究を行っている。

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