銘菓の味わい音で表現 エフェクター販売 「かもめの玉子」コラボし製造 ギター用品店・レップ【花巻】
ギターエフェクターの製造卸販売業・LEP INTERNATIONAL(レップインターナショナル、本社・花巻市材木町、川村朋和代表取締役)は、和菓子・洋菓子製造販売のさいとう製菓(大船渡市)とコラボレーションし、本県の銘菓「かもめの玉子」をイメージしたエフェクターを製造した。名称は「KAMOME DISTORTION」。かもめの玉子の味わいを音で表現するというユニークな企画で、商品はレップインターナショナルのオンラインショップまたは、全国の楽器店で購入できる。
2007年に法人化したレップインターナショナルは、ギターエフェクターブランド・「Effects Bakery」を展開し、国内外から高い評価を得ている。
食品業界と連携したオリジナルエフェクター製造は、20年から始まった。新型コロナウイルス感染拡大の影響で音楽業界が大きな打撃を受ける中、「明るい気持ちになってもらいたい」と福田パン(盛岡市)とタッグを組み「あんバターコッペドライブ」を製造。同年に販売され、話題を呼んだ。
コラボ第4弾となる「KAMOME DISTORTION」は、ミニサイズのエフェクター。黄身をイメージした黄色で、ロックバンド・ストレイテナーの大山純さんが手がけたオリジナルキャラクターが描かれている。あんの詰まったような重みのあるトーンが特徴だ。
10日から販売を開始。「かもめの玉子」と縫いぐるみストラップなどがセットとなった発売記念限定パックは、公式オンラインショップで完売するなど人気を集めている。
川村代表取締役(46)は「海外の音楽家からも好評をいただいている」と手応えを感じており、「音楽も味も言葉で表現できるもの。別業種でも面白いコラボができると思った。花巻の地元企業などとも一緒に何かできれば」と夢を広げる。
「KAMOME DISTORTION」の価格は4730円(税込み)。本県では東山堂クロステラスセンター(盛岡市)などで購入可能。公式オンラインショップのアドレスは次の通り。